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2016/5/6

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「ラムチェの会」2022年以降のHP更新について

皆様のご支援により、「ラムチェの会」は、2022年度も活動を継続して行うことが出来ております。
当ホームページにおいては、更新が度々滞ってしまい、大変ご迷惑をお掛けしております。

今後は以下のページより、最新情報をお届け致します。

ラムチェの会 新ホームページ


引き続き、皆様の暖かいご支援を賜りたく、今後ともどうぞよろしくお願いします。

ネパールについて

「地球の屋根」とも称されるエベレストを含むヒマラヤ山脈を望み、自然豊かなネパール。
観光を産業の一つとしており、毎年2万人以上の日本人旅行者が訪れているそうです。

一方で、資源の乏しいネパールは「アジア最貧国」としての問題も孕み、政府も国家開発計画の一環として、教育に力を入れてきました。

その成果もあり、現在では小学校の5〜9歳(1〜5年生)で就学率95.3%と、高い水準にまで達しましたが、貧困層である地方や、山間部での就学率はいまだ低いのが現状です。

設立の理念

東京都立北園高校は伝統ある校風の中、自由な発想のできる多くの人材を世におくりだしてきました。
その学校を卒業するにあたり生徒達の記念品として思い出に残りしかも必要とする“物”は何かと委員一同考えました。

アジア諸国の中には貧しく、日本では当たり前のように与えられている学習の機会に恵まれない多くの子供たちがいます。

そこで私達はその子供たちのために教育設備をプレゼントして“心の記念品”とすることに決めました。
これらの国を担う子供たちに教育の機会に巡り合える場をプレゼントすることは、将来子供達が自分たちの手で、自分たちのための国を作っていく第一歩だと信じたからです。

ネパールに学校を!

1996年、東京都立北園高校の48期生が卒業記念の一環として、首都カトマンズの北東約90kmの山間部に位置するラムチェ村に「カリカ小学校」の建設を支援しました。

その際、日本での活動を取りまとめるため、当時の北園高校の教職員と、48期生保護者ら数名で結成されたのが「ラムチェの会」です。

私たちが建設を支援したカリカ小学校は、19年間に渡り152人の子供たちを送り出し、現在、卒業生のうち9名ほどが日本に在住し、学び、働いています。

しかし・・・

2015年4月25日、ネパールにM7.8の大地震が発生しました。

ネパール国内での死者は8,583名、そのうち、カリカ小学校が位置するシンドバルチョーク郡だけでも死者 3,700名にも及ぶ大災害となりました。

ネパールの建物はその殆どがレンガ造りのため、被害はより甚大なものとなりました。

カリカ小学校も例外ではなく、屋根は完全に崩壊し、壁は下部がわずかに残るだけで、学校として機能しない状態となってしまいました。

学校の再建に向けて

ネパールの震災に対し、「ラムチェの会」は復興支援として、会の全額(237,000円)をラムチェ村へ送りました。

カリカ小学校についても強い再建支援要請があり、また、未だ残る混乱のなか、「子供達にもう一度笑顔を取り戻して欲しい」「教育の機会を絶やさないで欲しい」という思いのもと、小学校の再建支援を決定しました。

しかし、前述のように、全額をラムチェ村支援に充てた為、カリカ小学校再建についてはゼロからのスタートとなります。

そこで、みなさまからのご寄付をお願いしたく思い、活動の一つとして当ホームページを立ち上げました。

ネパールの子供たちに、もう一度学ぶ場を!

皆様の温かいご支援をお願い申し上げます。


新たな状況〜学校再建を断念して統合へ

10/2カジ氏からのメールにより、カリカ小学校の再建は不可能であることが判明しました。
ネパール政府(文部省)から

『大地震とその後の余震・大雨で学校のある場所は崩壊する可能性が有るため、

        同所にての学校再建は不可能であり、ソラソティ中学校との統合を決定する』

と通達があったとのことでした。

会としてはめざしていたカリカ小学校の再建は叶いませんでしたがラムチェ村の子ども達の学べる環境が整うまで
今後も教育支援を続けることにしたいと考えています(2015.10.11)


現在、カリカ小学校の生徒たちは、ラムチェ村から30分離れたバラビゼ村の統合先、「ソラソティ中学校」内で学んでいます。
生徒が増えて、机、椅子が不足している旨の緊急の要望がありました。

震災後、62名の方々から善意の基金が集まり(440,120円)、11月末に机、椅子を24セット分収めることが出来ました。


この場をお借りし、心から感謝申し上げます。
ありがとうございました(2015.12.14)。

新たな状況 〜「学校再建」から「教育支援」へ 〜

現在、不定期ではありますが、現地コーディネータ"カジ"氏とのやり取りを通じてネパールの現状を伝えてもらっています。現地の方々の復興に向けての前向きな取組みを耳にする一方で、依然として停電が断続的に発生し、また、震災を切掛けとしてインフラのみならず政治的にも不安定な状況が続いているようです。

■大地震後の初支援
サラソティ中学校への統合に伴い、カジ氏より「机・椅子24セットが不足」との要請がありました。それを受け、当「ラムチェの会」では代金259,000円(フォスターメイトチャージ10%含む)を送金(2015/11/5)し、カジ氏が「机椅子24セット」を調達、フォスターメイト2名にも協力頂き、片道90キロを3日かけて学校まで運んでもらいました(2015/11/11)。現地までの物資輸送に3日を要することからも、依然と困難なネパールの現状が伺えます。

■サラソティ中学校について
カリカ小学校を統合したサラソティ中学校は、グランドの長さが20メートル、幅が7メートル、全校生徒が256名(男子124名、女子141名)で、カリカ小学校の男子27名、女子30名もその数に含まれます。なお、高校も併設されていますが、同様に統合して間もない状態であり、時期を同じくして当時幼稚園生だった24名は、それぞれの村に戻ることとなりました。他、サラソティ中学校とそれを取り巻く状況は以下の通りです。

●学校は57年前に設立され、村の中を移動しながら19年前に現在の場所に落ち着いた
●教師16名、12教室を有する
●給食は無く、授業は朝10時から午後4時まで
●所在地であるラムチェ村の、12月中旬頃の気温は6〜7℃(カトマンズでは気温3〜4℃)
●小学校(1〜5年生)、中学校(6〜8年生)までの教室は竹やトタンで大変寒い。高校は建物ではあるが、地震の影響で危険性がある
●今回の大地震でシンドバルチョク地域の99%の学校が倒れ、次々と統合された
●学校に通えない子供たちは地域に約20%いる

カリカ小学校の再建は不可能であることは前述した通りですが、学校の再建を謳ってご支援を頂いた方々には誠に遺憾な結果になりましたことを改めてお詫び申し上げます。

ご支援頂きました分は、カリカ小学校生が通うサラソティ中学校とそれを取り巻く「教育支援」に回したいと考えておりますので、引き続きご支援とその継続をお願い申し上げます(2016.5.6)。


学費支援を開始

村には学校に通えない子供たちが約2割いましたが、さらに今回の震災で経済的にも打撃を受け就学困難な子供が増えています。現時点で年間の学費は1人3,000円、小学校は5年間なので卒業まで15,000円です。当初の目的、学校再建はなりませんでしたが、現地からの要請もあり、皆さまのご支援を子ども達の学費支援として援助を継続する事にいたしました。
年5人の里親を引き受け、今年度の5人分の学費15,000円(+送金手数料1,500円)を4月11日に送金いたしました。
今年度の里子は以下のとおりです。

●男子(7歳)     …… 2名
●女子(5〜6歳)    …… 3名
    

今後も学費支援は続けていきたいと思いますので、ご賛同いただける方は、下記までお願いいたします。
里親になることを希望される方は、1年分でも5年分でも結構です。


引き続き、ご支援は以下までお願いします。

三菱UFJ銀行 春日町支店
普通預金口座  0837903
ラムチェの会 会計: 吉村慶子


         
ラムチェの会 代表: 大竹勇次    Mail: ujohtake@jcom.home.ne.jp